2003年8月31日
大阪南港の特設テント「ビッグトップ」にて、カナダのサーカス「シルク・ドゥ・ソレイユ」の名作「QUIDAM(キダム)」を観覧。数々の空中技を特色とするショーだ。大天幕の中は舞台から客席までの頭上をすっぽり覆うように巨大なアーチ型のレールが幾本も渡されていて、これに沿って、宙に吊るされた演者や様々な仕掛けを移動したり空間に配置したり自由に出来る構造になっている。この装置によって可能となる、観客の真上にまで迫るパフォーマンスはまさに圧巻。さらにこのテントは支柱を使わない特殊工法で建てられており、客席のどこからでも柱に邪魔されずに演技を見る事が出来るのだ。「ソレイユ」のショーはどれも甲乙つけがたく素晴らしいんだけど、俺が一番好きなのがこの演目。それだけに、発表があって以来約1年というもの、大阪公演まで待って待って待ちわびて待ちくたびれた・・・。その「QUIDAM」が今ついに俺の目の前に展開するのだ。もー開演前から期待で心臓破れそう・・・。
暗い舞台に電気スタンドの灯りがポッと点る。そこはとある家のリビングルーム。ピンクのオーバーオールを着た少女が退屈そうに小声で歌を口ずさみながら家の中を歩き回っている。ネクタイにサスペンダー姿のお父さんは新聞記事をチェックするのに一生懸命だし、真っ赤なワンピースのお母さんはラジオの放送に夢中で、女の子の相手をしてはくれない。外は雨降り。雫の流れる窓にいたずら書きをしてみても気分は晴れない。鳥カゴの止まり木には赤い風船が退屈そうに止まっている・・・。その時、遠雷の音と共にドアが開き、一人の大男が現れる。緑のレインコートを着たその大男には驚くべき事に首から上が無い。女の子は驚くが、両親はなぜかこの訪問者に気付く素振りもない。首無し男は部屋に入って来ると傘を差し、女の子の目の前に水色の帽子を落とす。その時、この部屋の何かが変わり、二人の道化が現れる。大男は静かに去り、道化たちに促されるように、女の子が帽子を拾い上げ、そしてそれを自らの頭に乗せた・・・。と、その瞬間、雷鳴が轟き、部屋の全てのもの〜電気スタンドも鳥カゴもタンスや椅子やお父さんお母さんまでも〜が、ゆっくりと空中へと浮かび上がり始める!或いは透明になった地面の下へ少女と道化たちだけが沈んでいるのかも知れない。少女は呼びかけるが、両親は相変わらずその声に耳を傾ける事はない。リビングルームは空高くへと消え去り、ふと気付くとあたりは白装束の不思議な人たちがたくさんいる、見た事もない世界なのだった・・・。
・・・これが「QUIDAM」の導入部なんだけど、何回観ても泣ける。ビデオですら泣くのが今回初めて生で観て、「鳥肌立つ」のを通り越し体温下がりきって実際身体が震えました。もー冒頭から滂沱です滂沱。
最初に現れるのがリングマスター的な役割のクラウン。彼は色々と滑稽なパントマイムやジャグリングを披露して、少女の気持ちをほぐしていく。続いて直径2mの車輪と一体化して自在に操る「ジャーマンホイール(ラート)」のパフォーマーが登場して舞台を縦横無尽に転がり駆け抜ける。彼が去ると次は「オズの魔法使い」のブリキ男のような衣装に身を包んだ可愛い少女たちが「ディアボロ(中国ゴマ)」の離れ業を連発する。矢継ぎ早に繰り出される妙技に客席の興奮が高まる。俺たち観客もすっかりこの不思議な世界に浸かり、昔からここに居たかのような懐かしさすら覚え始める。家の鳥カゴにいた赤い風船を探す少女。お父さんは新聞の読み過ぎでとうとう新聞紙と同化した「新聞男」となって無表情で宙を歩いている。そんな中、静かに1人の美女が空中に現れる。彼女は天から垂らされた2すじの真紅の布だけを便りに中空に浮かび、熱情をたたえたアクロバット「エアリアル・コントーション」を華麗に舞う。その美しさの余韻に浸りため息をついていると、再び最初のクラウンが出てきてちょっとした、だがとても見事なフラフープを使った技を見せてくれる。彼と入れ替わりに今度はいたずらっ子たちの集団が現れて、舞台狭しと「スキッピング・ロープ(縄跳び)」を始める。二重飛び、三重飛び、四重飛び。回る大きなロープの中を飛びながら中くらいのロープを回し、その中を飛びながら小さなロープを回し、そのまた中を飛びながらもっと小さなロープを・・・。いつしか少女もお父さんもお母さんも楽し気に縄跳び遊びに興じている。陽気で目まぐるしいこのパフォーマンスが嵐のように去ると、今度は空中に吊るされた3本のフラフープを使ったチームでのアクロバット「エアリアル・フープ」の女性3人組の登場。組み合い、絡まり合い、激しくスピンして空中を飛び交う3人に息を飲む。
ここでちょっとひと息。バレエのチュチュを着た男、気球に乗った男、バイオリン弾きの男、という不思議な三人の道化が観客に笑いを巻き起こす。でもどこか切なくもあり哀しくもあり。
地上に立てた数本のポールの上での「ハンドバランス」アクロバット。時に妖艶に、時に凛々しく演じる女性パフォーマーの柔軟さと力強さに固唾を飲む。続けて登場するのはお馴染みの「ジャグリング」。ただしこのジャグラーの操るのは何とサッカーボール。同時に5個の赤い大きなサッカーボールを使って繰り広げる超絶技巧に驚きの声があがる。舞台の傍らでは、いつの間にか見つけた大きな赤い風船を持って少女が見ている。最初のクラウンがミニチュア自転車に乗ってまた登場し、今度はダーツを使った面白小技を披露して退場。すると大天井から5本のロープが降りて来て「スパニッシュ・ウェブ」が始まる。ロープにはそれぞれ1人、男2人女3人のパフォーマーがぶら下がっていて、空中で力とバランスだけでロープを自由に操り、巻き付き、高速回転し、落下しては地面に激突する直前でピタリと止めてみせる。拍手喝采のなか彼らが去ると、またまた最初のクラウンが現れて、帽子掛けとラテンダンスを踊りながらのジャグリング。すっかり仲良くなったクラウンと少女が見守る舞台に、列を組んでたくさんの人たちが進み出て来る。煤けたボロボロの服を着た炭鉱夫かあるいは兵士のような大勢の男たち。そして数人のバレリーナか妖精のような白い華奢な少女たち。彼らは全く道具を使う事なく、自分たちの筋力と信頼だけをトランポリンにして、高々と飛び上がり、逆立ちし、それを受け止め、また放り投げ、土台となる人の肩に飛び乗り、そのまた肩に飛び乗り、さらにその肩に飛び乗っては客席からでも見上げるほど高く積み重なってみせる。この「バンキン」の圧倒的なパフォーマンスに驚くうちにショーはフィナーレを迎える。全ての演者が舞台に登場し、歓声に応える。その中にはあの少女と、不思議な世界の旅で無垢な心を取り戻した両親が、手を繋いで笑い合っている姿も見える。優しく包むような主題歌「QUIDAM」が唄われる中、あの首無しの大男とクラウンが茶目っ気たっぷりに握手。そしてゆっくりと舞台から去っていく・・・。
各パフォーマーたちの目を疑うような見事な技の数々、生バンドの演奏による繊細で美しいオリジナルの音楽、個性的で魅惑的な衣装、万華鏡を覗いているような気分にさせる幻惑的な演出などなど・・・どれをとっても本当に素晴らしいショーでした!全て観終わって訪れるラストシーンの強烈なカタルシスには、幸福感が高まりすぎて逆に席を立つ気力すら失うほど。
ただ残念だった事もあって、それはいくつかの演技がカットされていた事。この日は、男女のペアで行われる力強いバランス・アクロバット「バイス・バーサ」と、ロープだけを使った大一丁ブランコ「クラウド・スイング」という、ショーの中でもメイン級といえる2つの演技が観られなかった。この2つは結構楽しみにしていただけにかなり残念・・・。演者の体調やスケジュールの都合もあるから、こういった多少のやりくりはサーカスには付き物でなのでしょうがない。やはり全ての演目を観るためには、期間中に何度かリピートしないといけないのだろう。しかしなあ、俺ビンボーだし無理だよなあ(涙)。・・・とはいえ、満足度で言えば120%超!心の底から感動したっす!また観たい!何度でも観たい!
ああ、サーカス!Circus has it "ALL"!!
2003年8月30日
「世界陸上」男子200m決勝。末続慎吾選手が見事銅メダルを獲得した。世界選手権、五輪を通じて、短距離種目で日本選手がメダルを奪ったのは史上初。スタートでやや出遅れたものの、中盤以降の驚異的な粘りで逆転、4位の選手との差はなんと0.01秒だった(危)!それにしても、数年前までは、黒人をはじめとする体格・体力に優る外国人選手たちに、日本人選手が短距離走で勝つなんて到底思えなかったのを、その先入観を破壊した末続選手と高野進コーチは本当にエラい!明け方までがんばって起きてテレビにかじりついてた甲斐がありました。もー興奮して眠れられられない〜。
2003年8月29日
昨夜、泉南はものすごい雷雨で、バリバリ雷が落ちまくって2時頃に停電した。その時俺は夜食のみそラーメンのスープをすすっている真っ最中で、慌てたため口の中を思くそヤケドしました。今、上あごの内側の皮がベロベロです(痛)。ベロの皮は無事なのでベロベロではありません。
2003年8月27日
歴史上最大規模の火星の大接近。で、今日はそのピークらしい。火星の接近は15年に1度巡って来るらしいが、今回ほど近づくのは約6万年ぶりなんだそう。午後6時51分ごろ、地球まで約5576万Kmまで最接近した。世間はみんな急に日頃は覗かない天体望遠鏡なぞを空に向けている。テレビのニュースで見たウチの妹も「知ってる?今地球に火星が接近してるんやで〜!」などと騒いでいる。大接近、ちゅうてもハレー彗星みたいに尾をひいたり見かけの大きさが日々どんどん大きくなったりするわけではないと説明したがいっさい解ってもらえず(疲)。でもこんな機会でもなけりゃ、日常の中で大宇宙に思いをはせる事もなかなか無い今日この頃。にわか天体ファンとなって夜空を見上げるのもまあ、ロマンやネ。
2003年8月26日
ヨシローが大尊敬するメチャ素晴らしいパフォーマンス集団、夢と現実の境界を消し去ってしまう舞台の魔法使い「フィリップ・ジャンティ・カンパニー」が3年ぶりの来日公演を行うらしい。演目は「ZIGMUND FOLLIES ジクムンド・フォーリーズ」。この演目は1983年のカンパニー初期の傑作の再演で、ファンならずとも必見のパフォーマンス。現時点での情報では、残念ながら今回は東京青山での公演のみ、っぽい・・・(涙)。はるばる東京まで観に行くかどうか悩むところだけど、う〜ん・・・観たい!
2003年8月20日
イラク、バグダッド市内の国連事務所が入ったホテルのビルが爆破される。とうとう国連までテロの標的になってしまった。
2003年8月18日
新しいデジカメ「MINOLTA DiMAGE X20」を購入。光学3倍ズームなのに薄型ボディからレンズが飛び出ない「屈曲光学系」の仕掛けを持つデジカメだ。同様の特徴を持つ姉妹機で、見た目のデザインが良く320万画素の「DiMAGE Xt」とどっちにするか悩んだ(「X20」は200万画素)が、決め手は単三乾電池が使える事。実際に手にしてみた印象は「メッチャ小っちゃい!」。画質も不自然な補正をかけてないクセのない自然な感じだし、望遠からワイドまでシームレスで接写も得意。かなり気に入りました。これからここ「カクレガ」に載っける写真もこの「X20」が受け持つ事となりましょう。長〜い間がんばってくれた思い出深い愛機「CASIO QV-10」はこれで引退。ホントにご苦労さまでした。
2003年8月16日
「K-1 WORLD GP 2003 in ラスベガス」をテレビ観戦。K-1 GPの米国代表の選抜トーナメントがメインの興業だが、実際にはそれ以上に、会場に招待したマイク・タイソンの担ぎ出しによる米国でのK-1の知名度アップ、あと「日本のスター、ボブ・サップ」が米国でも売り出せるのかを占う、という2点が目論みのイベントだ。トーナメントは、人気者リック・ルーファス、実力者アジス・カトゥーが共に「勝ち上がりながらも怪我による棄権」という事でやや水を差されたものの、決勝は順当に「マイケル・マクドナルド vs レミー・ボンヤスキー」という2強対決となりまずまずの盛り上がりを見せた。スピードとパンチのマクドナルド、キックのボンヤスキーの一進一退の攻防は、延長を含む4Rの末、判定でボンヤスキーの勝利。
メインは「ボブ・サップ vs キモ」。この2人にやらせるならK-1や総合じゃなくプロレスだろ!と思うのは俺だけではあるまい。1R、習いたてのキックを慎重に放っていくサップに対し、キモは左右フックの連打で、自分より二回り大きなサップをコーナーに押し込む。強烈な左フックが当たり、これが効いて足にきたサップは早くも千鳥足。チャンスと見て一気に攻めるキモ。サップはなりふり構わず闇雲なパンチを振り回して防戦。だがこの闇雲パンチの1発がキモに命中!なんとダウンを奪ってしまった。ここは何とか立ち上がったキモ。一方のサップはまだ頭の上で星とヒヨコが回ってる状態。気を取り直したキモが再び襲いかかり左フック!ヨロヨロとマットに崩れ落ちるサップ。必死に立ち上がるサップにキモがラッシュをかけたところで1R終了。青息吐息のサップはかろうじてゴングに救われた。
2R、サップが怒涛のやぶれかぶれ攻撃を開始。クラスに1人はいた「泣いてからが強い子」さながら。当たろうが当たるまいがおかまいなしのパンチをブン回し、オープンブロー気味、ラリアート気味、エルボー気味、と反則まがい(←本人は無意識だが)の七色のパンチを繰り出す猛攻。そしてトドメは、流れで後ろを向いた相手の後頭部へのパンチ。いかなタフガイのキモといえどもこの攻撃を受けちゃひとたまりもなくダウン。ここで試合終了。キモの反則勝ちかと思われたジャッジも、さもそれが当然であるかのようにサップの逆転KO勝ちと宣告された。場内に巻き起こるブーイング。それをかき消そうとするかのように観客席のタイソンを挑発し始めたサップは観客をほぼ完全に敵に回して悪役化。会場をモーレツにビミョーな空気が包む・・・。試合内容といい演出のベタさといい、これじゃやっぱプロレスにしといたほうが良かったんじゃないの(泣笑)?どうも最近K-1はサップの生かし方間違ってる気がするなあ・・・。
2003年8月15日
米ニューヨーク、カナダのトロントなど北米東部一帯で空前の規模の大停電が発生。テロなどの攻撃や犯罪が原因ではなく、電力消費量の急激な上昇と何らかの事故が重なった事による発電所のダウンがドミノ倒し式に広がった可能性があるらしい。あと、向こうでは電力供給会社が完全に民営化&地域ごとに細分化されているので、こういう事態を事前に予測し防止するのが難しくなっているんだそう。今、日本でニュース見てる俺たちより、現地にいる人たちのほうが何が起こってるか状況が把握できてないんだろうね。停電のまま夜を迎えて暴動なんかが起こらないよう願うばかり(祈)。
2003年8月10日
「PRIDE GP 2003 開幕戦」をテレビ観戦。この大会は、桜庭和志、吉田秀彦、田村潔司といった日本人スター選手が揃って、PRIDEミドル級の覇を競うトーナメントマッチだ。
注目の日本人対決「田村潔司 vs 吉田秀彦」。デビュー戦以来、組み技の強さで勝ち続ける吉田が、打撃が主武器の田村に対してどう戦うのか興味シンシン。1R、ローを蹴る田村に対して、吉田は意外にもパンチを振るって打撃戦に応じる。と、いきなり田村の左フックが命中。これが効いてガクッと崩れる吉田。秒殺か!?とどよめく場内。上を取って殴る田村だが、吉田はガードを固め下から腕を取って三角絞め狙い。田村は身体を離し猪木アリ状態に。立ち上がった吉田はキックを受けながらも鬼のような表情で前に出て、やがて左ミドルを捕まえるとテイクダウン。倒された田村はすぐに体を入れ替えバックを取るとチョーク狙いに。吉田がこれをしのぐと今度は背後からパンチを繰り出す田村。しかし吉田は少しずつ体勢を整えながらパワーにまかせて立ち上がり、逆にサイドから組み付いて投げを打つ。これを踏ん張られるとすぐにヘッドロックへ。しかし田村はこれも振りほどく。好勝負に会場は大歓声。スタンドに戻り、田村のロー、ワンツーを食らいつつも、不器用な突きや蹴りで応戦しながら圧力をかける吉田が、とうとう右フックをヒット!さらにコーナーに詰めると払い腰で投げ倒す。こうなると元五輪柔道王の独壇場だ。すぐに上を取り、首に腕を巻き左袖を右手で絞る「袖車絞め」を決めて一本あり。吉田強し!しかし最初のダウンの後の戦法次第では田村の一方的な勝ちの目もあったのは確か。いい試合でした。
「桜庭和志 vs ヴァンダレイ・シウバ」これまで2連敗している桜庭。今回こそパワーの差を技術で埋められるか。桜庭の入場、今回はトゲトゲの鎧でロード・ウォリアーズ風。対するシウバはいつものように、両手の拳を組んでグリグリ回し狂犬じみた目つきで睨み付ける。1Rから桜庭が積極的に前に出る。大振りのフックを見せパンチに使いながらタックル狙い。シウバも鋭いパンチで応戦。接近戦の中、シウバの左フックに桜庭はヒザを返す。やや開いた間合いから桜庭が右ストレートを決め、続けてタックル。これは切られ逆にヒザをもらう。再び間合いを取る桜庭だが、額から流血。打撃勝負の空気になってシウバがラッシュ。お互いにKO狙いの大振りパンチが空を切り場内がどよめく。桜庭は左ローから右アッパーのコンビをヒット!さらに再度の左ロー。だがシウバはこれを見切ったようにカウンターのワンツー!下がりながらかわそうとした桜庭だったが、2発目の右ストレートがモロにアゴに入り、真後ろに吹っ飛ぶように倒れて全く動けず、ここで勝負あり。今回も善戦したが、終わってみれば今まで以上の完敗となってしまった・・・。桜庭が弱いんじゃなくて、シウバが強過ぎる感じ。リベンジ・ストーリーもいいけど、もっと桜庭のテクニックが堪能出来るマッチメークをお願いしますよ〜・・・。
ミドル級トーナメント以外に、スター選手勢ぞろいのヘビー級の試合もいくつか行われた。印象に残ったのは、あのイゴール・ボブチャンチンに何もさせずに左ハイ一発で秒殺KOしたミルコ・クロコップ、最近ではK-1でも好成績のゲーリー・グッドリッジを一方的に殴り倒したエメリヤーエンコ・ヒョードルの二人の強さが際立っていた。その他、「チャック・リデル vs アリスター・オーフレイム」は強者同士のスリリングな好勝負の末、リデルが逆転KO勝ち。クイントン・ランペイジ・ジャクソンとアントニオ・ホドリゴ・ノゲイラは共に微妙な判定で勝ったものの、今回やや精彩を欠いた。
2003年8月9日
台風。嵐の中でパソコン使うのは心臓に悪いよねい。突然の停電でデータ消失・・・なんて怖さも何度か体験してるけどそれ以上に、俺の脳裏には「屋根のTVアンテナに落ちた雷が電線を伝わってコンセントから目の前のモニターまで来て、画面からバリバリバリッとドラゴン花火のような火花が迸り出た末に爆発炎上し、俺はガングロ化して頭はアフロ状に焼け焦げ鼻から白煙をフゥーンと吹き出した後バッタリ倒れて絶命・・・」みたいなイメージが去来する。ヒヤヒヤ。台風一過の晴天は気持ちイイ。
2003年8月7日
兵庫県立美術館にて「クリムト展」を観覧。今回の展覧会の目玉の一つは大作壁画「ベートーベン・フリーズ」の実物大複製の展示。これはベートーベンの交響曲第九番を表した3面の壁画で、高さ2.15m、合計全長34.14mに及ぶ大作。本来は美術展でマックス・クリンガーが製作したベートーベンの彫像を展示する室内の装飾画だったものだそう。この壮大で魅惑的な壁画に3面を囲まれて「第九」を聞くのはなかなかにトリップ感ある体験でした(酔)。他にも「ヌーダ・ヴェリタス」「ユーディット」「パラス・アテナ」などなど、お目当ての名作もしっかり堪能できて大満足。クリムトの描く裸婦を見ていつも感心するのは、肌の色合いに青みを加えて、透明感がありつつ血のかよった温かい質感を描き出している事。思わず絵の中に入って行ってその肌に触れたくなるほどだ。いやイヤらしい意味じゃなく・・・ていうかやっぱりイヤらしい意味で(そのほうがクリムトも喜ぶだろう)。それから習作や素描もたくさん(これがまたエロいのなんの:笑)。あと、クリムトや恋人のエミーリエ・フレーゲが当時着ていた、いろいろな資料写真で有名なあのエキゾチックな独特の衣装の数々が展示されていて、彼らの着衣の写真と並べてその実物が見られた事にも感動。クリムトがすぐそこにいるような気がしました。
ただ、実は今日この兵庫県立美術館に着くまでにショックな出来事が!王子公園駅で下車するや「クリムト展まで徒歩15分」との地図看板を見つけた俺は、勇んで美術館に向かった。ところが途中で道を間違った事に気付かずどんどんサクサク歩いたもんだから完全に方角を見失い、小雨模様でチョー蒸し暑い町中を結局1時間も彷徨い歩くハメに(←ばか)。でもそんな些細な事は大したトラブルではない。俺は生まれながらの方向音痴。「話は聞くが地図の読めない男」暦30ウン年の俺にとって「道に迷って1時間」なんぞは日常茶飯事なのだ。ショックな出来事っていうのは、まず町で道を尋ねたおばちゃんが俺を完全無視!諦めて次に声をかけた女子高生にもシカトされ、今度こそ、の男の子にはダッシュで逃げられた事。なんで?俺ってそんな怖いっすか?キショいっすかー!…まあうすうす気付いてはいたがナー…凹凹凹(泣笑)。
2003年7月28日
「世界水泳バルセロナ03」男子400mメドレーリレーで、日本チーム(森田、北島、山本、細川)が、3分36秒12の日本新記録で銅メダルを獲得。男子リレーでのメダルは43年ぶりなんだと。快挙っす!そして世界水泳のテレビ中継も今日で無事終わり、俺にまた平穏と安眠の夜が戻って来る・・・(寂)。
2003年7月27日
プロ野球「ダイエー vs オリックス」17回戦。「26-7」というモノ凄い驚異的なスコアでダイエーが大勝。なにしろこの試合で樹立された新記録を調べあげると、セ・パ両リーグ併せてのプロ野球記録が「1試合チーム最多安打:32(新記録)」「1試合チーム最高打率:5.8.2(新記録)」「両チーム最多安打:45(新記録)」「連続打数安打:10(タイ)」。パ・リーグ記録としては「1試合チーム最多得点:26(新記録)」「1試合チーム最多打点:24(新記録)」「1試合チーム最多塁打:52(タイ)」「1試合個人最多安打:6 ダイエー城島(タイ)」とまさに記録ずくめ。初回から打者15人、10連続安打で11得点って。あーリアルタイムでテレビ中継観たかったー!・・・まあ元々放送は無かったんやけども。
2003年7月26日
この季節、ウチの庭には毎年、セミの幼虫が成虫になるために地下から這い出てきた穴(直径約1〜2cm)があっちにもこっちにも無数にポコポコ開いている。今日の夕方庭に出た時、ちょうど羽化しようとしている幼虫に出くわした。ナイスタイミングだったのでデジカメでパシャ。
・・・というワケで<愛機「QV-10」で撮った写真を見る>
宮城で震度6の大地震が発生。家屋の倒壊など多数の被害(怖)。
2003年7月25日
参院外交防衛委員会にて「イラク復興支持特別措置法案」が与党の賛成多数で可決。質議が終了するや否や与野党双方の議員たちが委員長席に殺到し、怒号が飛び交う中で強行採決された。大混乱の揉み合いの渦中で現役プロレスラー大仁田厚議員は押し寄せる野党議員たちを蹴散らし大活躍。なんとも嘆かわしい気分で呆れつつニュース映像を見ていたのだが、そんなドサクサに紛れてハイヒール履いたままスカートまくれ上がるのも委細かまわず委員長席に駆け上がり大仁田弁慶の頭をポカポカ殴ってる勇ましい女性議員がいたのには笑った(後で調べてみたところ、この勇ましいハードコアでベアナックルかつ電流爆破デスマッチな彼女は自由党の森ゆうこ議員・48才だとか)。駄菓子菓子。こんな大事な法案こんな決め方でホントにいいの・・・(呆)?
またまた「世界水泳バルセロナ03」。競泳男子200m平泳ぎ決勝で、北島康介選手が2分9秒42の世界新記録で優勝。堂々2つ目の金メダルを獲得した。もーキミは億ション住んでもアイドル芸能人と付き合ってもヨシ!俺が許す(涙)!
あと女子200mバタフライで中西悠子選手が、50m背泳ぎでは稲田法子選手が、それぞれ銅メダルを獲得。連日の日本選手大活躍で今日も俺は寝不足。
2003年7月24日
渋谷駅前に刃物を持った通り魔が出現。5人が次々と切りつけられ怪我を負ったが、その被害者の1人がなんと格闘家の須藤元気だったらしい。立ち技良し寝技良しのトリッキーファイターも、背後からナイフでの不意打ちには対処しきれなかったか・・・(そりゃそうだわな)。微妙にバツが悪そうな表情でニュースのインタビューに答えていたが、けっこう深い傷のはずなのにケロッとしてるのは流石。
「世界水泳バルセロナ03」競泳男子200mバタフライ決勝で、山本貴司選手が1分55秒52の日本新記録で銀メダル獲得。
2003年7月22日
「男性1000円day」なテアトル梅田にて、ペドロ・アルモドバル監督の映画「トーク・トゥ・ハー」を観覧。4年前に交通事故に遭って以来、昏睡状態に陥ったまま回復の望みを絶たれた美女アリシア。彼女に付きっきりで休みなく世話をし、まるで意識のある普通の人間にするように話しかけ、一方通行の愛情を注ぎ続ける事だけに人生を費やしている男ベニグノ。そんな病院生活に、競技中の事故で昏睡状態に陥った女闘牛士のリディアとその恋人マルコがやって来る。人生の後悔と自己嫌悪に取りつかれ、舞踏を見たり歌を聞くたび「泣く」男マルコ。力と勇気と名誉の象徴「闘牛士」の職にありながら、驚くほど、時に卑怯なまでに脆く弱い女リディア。ベニグノとマルコにはやがて友情が芽生えるが、そんなある日、昏睡状態のアリシアが妊娠している事がわかり・・・、という物語。
最初、不器用な純愛を通す男かと見えたベニグノが、実はストーカー気質をも併せ持つ危険な男である事を次第に明らかにしていくスリル感。そこからまた1周して、では彼の愛は単に異常者の妄執に過ぎないと言えるのだろうか、という問いかけを突き付けて来る嫌らしさ(←イイ意味で)。この映画、宣伝文句や著名人の推薦文ではベニグノの捧げる愛の形を「献身」とか「純粋」とか「奇跡」とか、わりと賞賛するかのような書き方のものが多かった気がするんだけど、俺にはとてもそうは言えない。自分の心の中にいる「ベニグノ的なモノ」にはいつも自分自身で警戒を払っていなければいけないと思う。
とはいえコレ暗く重たい映画などでは全然ない。華やかな色使いの画面は美しく、「大の男が子供のお人形遊びのように、互いの昏睡状態の相棒を交えて会話を交わす」場面など、不可思議なユーモアを醸し出すシーンもあちこちに配して飽きさせない。このあたりのカラフルで変幻自在な語り口はアルモドバル監督の名人芸だ。
ともあれ「愛する事」と「孤独」の関係性についてすごく考えさせられる映画でした。お腹いっぱい!
「世界水泳バルセロナ03」競泳男子100m平泳ぎ決勝で、北島康介選手が59秒78の世界新記録で優勝。レース後半に怒濤の追い込み、逆転完全勝利で金メダル。世界一っすよ世界一・・・。もーキミはどんな大口たたいても横柄な態度取ってもヨシ!俺が許す(涙)!
2003年7月21日
九州中南部で猛烈な集中豪雨が発生、多くの民家が流されるなど土石流や崖崩れによる大きな被害が出る。
2003年7月20日
TBS系「世界ウルルン滞在記」で、デンマークの「レゴ(LEGO)」社でのレゴ職人の仕事のようすがレポートされてた。一番基本的な、ポッチが8つ付いたレゴブロック。これの2個の組み合わせは24通り。3個では1060通り。6個では102981500通り。8個の組み合わせはほぼ無限・・・、なんだそうだ。う〜んロマンだ〜、レゴいいなあ。俺は子供の頃、類似品の「ダ○ヤブロック」の小さなセットを買ってもらってハマり、夜も昼もなく死ぬほど遊びたくった時期があった。後にお金持ちの友達の家に遊びに行った時、そこにあったレゴブロックを見てそれに触れ、その美しい色合い、プラスチックの成型や手触り、組み外しの容易かつ確実な精度、などなどの高い品質にド肝を抜かれたのを鮮明に憶えている。あれはショックだった。今まで俺が遊んできた「ダ○ヤブロック」はニセモノだったのかと・・・(今では、当時の日本の子供たちにとって「ダ○ヤブロック」が「貧者のレゴ」として果たした役割は、もしかしたら本家「レゴ」自身のそれより大きかったかも知れないと思っているが)。「将来大人になって子供が出来たら「レゴブロック」を買ってあげよう。きっと創造力豊かな子供が育つだろうな」などとつらつら考えながらいつの間にか大人になり、ついに子供を持つどころか結婚もしないで今日まで来てしまった俺(泣笑)。今度自分用にトイザらスでレゴ基本セット買って来ようかな・・・。
2003年7月19日
「世界水泳バルセロナ03」シンクロナイズド・スイミング、チーム決勝。日本チームは銀メダル。1位のロシアとは総合0.5点以下の僅差ですごく惜しかった・・・。
2003年7月18日
「世界水泳バルセロナ03」シンクロナイズド・スイミング、デュエット決勝。日本の立花美哉・武田美保組の演技「風とバイオリン」は、「トッカータとフーガ」の曲にのせて、終始止まらずゆっくり流れるように滑らかに動き続けるという、演者2人のシンクロが非常に難しい振り付けのもの。ライバル、ロシアチームのマシーンのように力強く直線的な演技とは対照的だ。2人は今までにない、繊細でエモーショナルな本当に素晴らしい演技を見せてくれました。残念ながら判定でロシアには敗れてしまったものの、演技の終了後には会場から大きな賞賛の歓声が起こり、日本チームの得点が表示された時には、意外に低かったその得点に観客だけでなく各国の選手たちからもブーイングが上がるほどだった。いつも厳しい井村コーチが「よくやった。本当によく泳いだ」と讃えるほどの出来。今回、振り付けを担当したステファン・メルモンは、あの「シルク・ドゥ・ソレイユ」の振り付けでも知られたアーティストなのだが、彼は試合前「ジャッジの評価よりも、観客を感動させることを考えなさい」と言って2人を送りだしたらしい。2人はその声に十二分に応えた。俺もムチャクチャ感動したっす!
2003年7月17日
「世界水泳バルセロナ03」シンクロナイズド・スイミング、ソロ決勝。フランスの天才、ビルジニー・デデューが、女性彫刻家カミーユ・クローデルの内なる世界を表現したという見事な演技で場内を魅了し、金メダルを獲得。そこが水中であることを全く感じさせず、現代バレエの舞台を観ているかのような素晴らしいパフォーマンスだった。いや〜彼女は他の選手とはモノが違った。超一流のアスリートである以上に超一流のアーティスト。鳥肌立ちました。
2003年7月16日
プロ野球オールスター第2戦。金本(神)とカブレラ(西)が、共に2本ずつの本塁打。「ヤクルトのキムタク」五十嵐亮太は投げた11球が全て150km/h超の物凄さ。そのMAX157km/hの球を平気でピッチャー返しにセンター前へ打ち返したカブレラもチョー物凄い。今日も阪神勢が大活躍で、優秀選手の表彰台には伊良部、アリアス、MVPの金本の3人が並んだ。
「世界水泳バルセロナ03」シンクロナイズド・スイミング、5分間の間に、ソロ、デュエット、ティームの演技をミックスして行う新種目、フリールーティンコンビネーションの決勝。ミュージカル「ライオンキング」をモチーフに演技した日本チームが優勝し、この種目初の金メダルを見事獲得。
2003年7月15日
中朝国境に位置する長白山(朝鮮名・白頭山)の山頂にある湖、天池で、「天池の怪獣」と呼ばれる謎の動物が約20頭も泳いでいるのが目撃されたらしい。目撃者によって「竜のような姿をしていた」とか「牛に似ていた」とか「犬みたいな姿だった」とか情報はまちまちだが、外国人観光客を含むこれだけ多くの人がハッキリと「見た」と証言しているんだから、その時そこには何かがいたんだろう。ホテルの窓から撮られたビデオ映像もニュースでチラッと流れたが、確かに湖面に三角波は立っているようだが、遠すぎてよく解らなかった。ただ、天池のある長白山って、ちょうど隣国・北朝鮮との国境に位置していて、天池の向こう半分は北朝鮮だって事らしい。ここで時々目撃される怪獣の正体って、実はさる国の秘密兵器の実験かも・・・とかふと思ってしまったのは俺だけでなないでせう。あ、秘密兵器じゃなくてプルガサリとかだったりなんかして。
プロ野球オールスター第1戦をテレビ観戦。ファン投票の結果は、今年の阪神タイガースフィーバーを反映して全11部門のうち9部門を阪神勢が独占するという、かつてない状況となった。そのうち7選手が先発した今日の全セはまさにタテ縞だらけ。試合は4-4の引き分け。高橋由(巨)の2本塁打の活躍が光った。投手ではセの井川(神)、上原(巨)、パの和田(ダ:初)の3投手が好投。得点は全て本塁打によるものだった。2回に本塁打を放ってベンチに戻って来たアリアス(神)を、可愛い3才の息子ちゃんが木佐貫(巨)に抱き上げられて出迎え、親子でキスの場面が印象的だった。
2003年7月14日
風呂場の掃除をしようと腕まくりでモップをふるっている時、窓枠に何か違和感のある小さな塊が付着しているのに気がついた。大きさは約3.5cm。ゼリー状というか寒天質というか、そういう質感の緑茶色の物質の中にたくさんの丸いツブツブが包まれている。それが何であるか正確な事は解らないものの、俺の小脳に奥底に眠る動物としての直感は、その生々しい存在感を放つ物体が「なにかの卵だ」という事をハッキリと伝えてきた。いや〜ん。ウチの風呂場に現れる、産卵しそうな生物といえば・・・彼しかいない・・・そう、これってナメクジの卵なのでは!?しかしナメクジの卵なんて見た事ない。奴らってこんな卵卵した卵を産むものなんだろうか?しばし風呂場から出てネットで検索してみる。するとナメクジ卵の写真をいくつか発見できた。う〜ん似ている。てゆーか間違いない。「フタスジナメクジ、キイロナメクジは年1回の発生でやや湿気のあるところで成体越冬する。越冬成体は3月頃から現れ、6月頃まで産卵する。卵はゼラチン質の卵のうのなかに30〜40個の卵塊として、小枝や雑草に産みつけられる」との記述も発見。という事はこの卵の主は、やや湿気のあるウチの風呂場で成体越冬してたのか・・・(沈)。その上「ナメクジ類は雌雄同体、つまり体内に雌雄両方の生殖器官をもっています。繁殖は2個体が互いの精子を交換して行います」という記事も発見。・・・っていう事は、今日発見したこの卵の主とHしたもう1匹が我が家のやや湿気のあるところにもう1つ産卵してる可能性大って事じゃ・・・(沈)。いつまでも沈んでてもしょうがないので、記念にデジカメで撮影した後、手触りが伝わらないようにティッシュを6〜7枚重ねて2度3度と折り畳み、メチャ厚にしてつまみ取る。感触はもっとユルいのかと思っていたが以外と固い。乾きかけのボンドみたいな感じ。いや〜ん。
・・・というワケで、<愛機「QV-10」で撮ったナメタマ写真を見る>
往年の「仮面の忍者 赤影」を演じた坂口祐三郎さんが逝去。子供時代の俺の脳髄に深く突き刺さった番組「赤影」とは、織田信長に呼び寄せられた赤影、白影、青影の飛騨忍者3人組が、黒をベースにしながらもキンキラキンの装飾が施されたおよそ忍者の概念を根底から覆すド派手な忍び装束に身を包み、太刀手裏剣は言うに及ばず、忍術妖術お手のもの、ロケットバズーカぶっ放し、地を駆け泳ぎ空を飛び、悪玉忍者をやっつけて、怪獣ロボットなんのその、新興宗教粉砕し、獅子奮迅の大活躍でござあい・・・てな感じの子供向け勧善懲悪スペクタクル痛快アクションナンセンス大形娯楽時代活劇だった。当時の男の子たちはみな、赤影さんの時代考証不要ないつもカチッと決まった男ットコ前な七・三分けと爽やかな笑顔に憧れたものでした。坂口さんは「赤影」以降はあまり目立った活躍は無く、晩年はいかがわしい系の週刊誌で「女陰占い」とかいうエロエロ系の連載を持っていたらしいと聞きました(哀)。・・・合掌・・・。
2003年7月13日
古本屋で、河井りつこ著「なんでもアリス」全3巻のセットを見つけて購入。なぜ今このような低年齢向け超マイナー少女漫画の単行本を、このムクツケキおっさんが発見・購入して悦に入っているのかというと、それはこの「なんでもアリス」の第3巻目の巻末50数ページには、ここの6月20日らへんで言及したあの「ウルトラまりりん」全編が収録されているとの情報をさる筋からつい先日キャッチして、あちこち探し回っていたからなのだった。20年の時を経て、今我が眼前に蘇るまりりんの勇姿!嗚呼・・・(感涙)。
夜は「K-1 WORLD GP in 福岡」をテレビ観戦。今大会、最近どうもパッとしなかったフランシスコ・フィリオが再びK-1参戦する。当時のGP王者アンディ・フグを一撃でKOしたあのK-1初登場の衝撃が忘れられない俺もついつい応援にリキが入る。
メインイベントは「フランシスコ・フィリオ vs マイク・ベルナルド」の一戦。最近どうもパッとしない同士の、言わば「査定試合」のような、わりと後がない雰囲気の対決だ。そのせいか異様な緊張感が漂う。1R、両者とも慎重に間合いを計って牽制の突き蹴りを出し合うが、睨み合いで展開は無し。2Rも同様の睨み合いが続き、イラついた様子の角田レフェリーが両者にイエローカード。これで発奮したか、フィリオが左右ローの連打、対するベルナルドは走り込んでの飛びヒザを見せ、一瞬会場が沸く。3R、お互いにカウンターを狙う重苦しい展開。両者キックを繰り出し突破口を見い出そうとするが、相手の逆襲を警戒するあまりその攻撃は全て単発に終わる。4R開始前にレフェリーから両者に注意。フィリオのローが効き始めるも、ベルナルドのカウンターを恐れて追い詰めきれない。場内からブーイング。最終5R、レフェリーのゲキに後押しされて、フィリオのローキック、ベルナルドのパンチ連打、と手数を出していく両者だが、今一歩の踏み込みがないためどうも見せ技に終わりがち。ここで両者に2度目のイエローカード。終了近しの拍子木を聞いて、初めて思い切ったラッシュをかける二人。しばし激しく打ち合うがいかんせん時間切れ。判定はドロー。煮え切らないガッカリ試合となってしまった。フィ、フィリオ〜・・・、ベルちゃんも頑張ってくれよぅ〜(涙)。
あと今日の試合では、大巨人ノルキヤを涼しい顔で蹴り倒したアレクセイ・イグナショフ、レイ・セフォー相手に5R終盤まで素晴らしい大健闘を見せた冨平辰文のド根性ファイト、が印象に残りました。
2003年7月12日
今日から始まったドラマ、日テレ系「すいか」が面白い。真面目だけが取り柄でうだつの上がらない信用金庫職員のOL基子(小林聡美)が、自分と同じような立場だった親友で同僚の馬場ちゃん(小泉今日子)が突如3億円を横領して逃亡した事から人生に疑問を抱き、ひょんなきっかけで三軒茶屋の賄い付き下宿「ハピネス三茶」に引っ越し、三十路半ばにして初めての一人暮らしをする事になる。そこには売れない女流エロ漫画家の絆(ともさかりえ)や、謎の大学教授・夏子センセイ(浅丘ルリ子)、親からイヤイヤ大家をやらされてる女の子ゆか(市川実日子)など、ひと癖もふた癖もありそうな連中が住んでいて・・・、っていう物語なんだけど、その力の抜け加減といい、ゆったりテンポといい、ウクレレののんびりムードのBGMといい、最近のドラマにない心地良さ。それでいて、人と人との密な関わりを避け、あくせくと急かされるように生きていかざるを得ない自分の毎日についてふと考えさせられる。他にも白石加代子、もたいまさこ、片桐はいり、高橋克実、と充実の布陣が脇を固めていて、来週から物語がどう転がっていくのかヒジョーに楽しみ。超おすすめ!俺的には大家のゆかちゃんがめっさ可愛くてお気に入り。
先日、海外からのニュースでその存在が伝えられるや、俺たちUMA(謎の未確認生物)愛好者の間で話題沸騰となった、例のチリ海岸の巨大漂着物体なのだが、サンティアゴ自然史博物館によると、どうやらその正体はマッコウクジラの死骸という事に落ち着いたらしい・・・。サンプル分析の結果、物体の中にマッコウクジラにだけ存在する皮膚腺の組織があることが判明したようだ。哺乳類であるクジラの死骸が、なぜ骨も無いこのような不定形なブヨブヨとして流れ着くのかというと、マッコウクジラが死ぬ → 海中を漂いながら死骸が腐敗 → 皮膚と脂肪層でできた半液体状の肉質の中に骨格が浮遊した状態となる → 皮膚が破れ、重い骨格だけが海中に沈む → 残った皮膚と脂肪は浮上 → 海岸に漂着 → 人間大騒ぎ・・・という寸法なんだと。う〜ん、残念。でも、つかの間だったがイイ夢見させてもらったよ・・・(涙)。あばよ!(←柳沢慎吾のマネ)
2003年7月8日
プロ野球セ・リーグで、今季神憑かり的な強さで首位を独走しつづけている阪神タイガース。今日も広島に8-4で勝利し、なんとシーズンの折り返しを迎える前に早くもマジックナンバー「49」を点灯させてしまった(驚)。これはプロ野球史上2番目(セ・リーグでは新記録)の早さなんだそう。もー、よっぽどの事がない限り優勝は固いところ。俺もファンの端くれとして物凄く嬉しい・・・んだけど、それと同時に、この胸のどこかに沈澱する一抹の喪失感はいったい何なんだ?関西一円のみならず今や全国を巻き込む、昨今の一大トラフィーバーに素直に乗っていけない自分がいる・・・。
2003年7月7日
英テニス、ウィンブルドン選手権女子ダブルスで、杉山愛&キム・クライシュテルス(ベルギー)組が見事初優勝。杉山選手は全仏オープンに続く4大大会2連勝。ウィンブルドンを制した日本の女子選手としては1975年の沢松和子以来の2人目。快挙っす!
2003年7月5日
「K-1 WORLD MAX 2003」をテレビ観戦。近々ますますその怪獣度を増しプロレス化が進むヘビー級とは別路線でK-1の初心を守る、日本人選手も大活躍できるミドル級の大会だ。焦点は昨年優勝の期待を背負いながらアルバート・クラウスにKO負けしてしまった魔裟斗が日本人初の王者になれるかどうか。そしてヨシロー期待の武田幸三がK-1で初めてその本領を発揮できるか。
1回戦「魔裟斗 vs マイク・ザンビディス」。ザンビディスは3月の試合でクラウスにKO勝利している難敵だ。パワー、スピードを併せ持つザンビディスに対して、魔裟斗は身長で大きく上回る利点を生かす戦法を徹底。首相撲、ヒザ、を有効に使い、1Rに飛びヒザからダウンを奪う。2Rからは、ザンビディスの豪快なパンチ連打に押され、ローキックで防戦する魔裟斗。3Rも終始ザンビディスが猛ラッシュするが、魔裟斗からダウンを奪うまでには至らず。判定は、前半の貯金が効いて魔裟斗の辛勝。ザンビディスはメチャ強かったがアンラッキー。魔裟斗が意外な打たれ強さでしのいだ印象。
1回戦「武田幸三 vs ドゥエイン・ラドウィック」。不器用な人間味が魅力の武田が登場。いやが上にも応援に熱が入る。1R、ワンツーからミドル、前蹴りからワンツー、と多彩に攻めるラドウィックに対して、武田は斬り付けるような1発1発が重いローキックを連発。スピードはあるしパンチも当てるが、やや動きが固くリラックスできていない印象。2R、あくまでロー中心に攻める武田と、カウンター狙いのラドウィック、という展開が続く。武田の左フックにラドウィックがカウンターの右を合わせる、これはかわしたが、さらに来た返しの左がモロに武田のアゴに命中。武田は崩れるようにダウンして立ち上がれず。こっこれは「あしたのジョー」でいう「ダブルクロスカウンター」なのでは!ガードが甘いのか、アゴが弱いのか、武田幸三またも1発KO負け・・・(涙)。
他の1回戦では、昨年王者のクラウスがアンディー・サワーをTKOで、ムエタイのサゲッダーオ・ギャットプートンがブラジルのマルフィオ・カノレッティを判定で破って勝ち上がった。
準決勝では、魔裟斗がサゲッダーオを、クラウスがラドウィックを、それぞれKOで退けて決勝にコマを進める。
決勝「魔裟斗 vs アルバート・クラウス」。魔裟斗にとってはリベンジが賭かった1戦だ。1Rから両者の積極的な攻撃が交錯する。素早い連打から強烈なボディーで魔裟斗を追い込むクラウス。魔裟斗は距離を取って我慢の応戦。2Rも相変わらず活発な打ち合いの展開。やがて、クラウスがやや疲れたと見たか、魔裟斗はボディーに攻撃を集中し始める。ここからクラウスの勢いが目に見えて落ちた。魔裟斗に左右のローを蹴り込まれ、反撃の右を繰り出したクラウスのアゴに、カウンターの左フックが炸裂。ゆっくり沈むようにダウンしたクラウスはそのまま立ち上がれず10カウント。魔裟斗は見事なKOで昨年の雪辱を果たし、K-1史上初の日本人王者となった。「ハンサム生意気キャラ」魔裟斗に対してイマイチ素直になれない俺ではあるが、それでもこの日の戦いぶりには目を見張った。去年より段違いに強くなってるのがよく判る。それに打たれ強い!ミドル級は当分魔裟斗時代が続きそう・・・。
2003年7月4日
チリの海岸に先週、全長12.4m、重さ13tにも及ぶ、巨大なゼラチン質の肉片のようなものが漂着しているのが発見された。細胞組織は極めて堅くて厚いが、タコのように触手や内臓がなく、匂いも発しないという。あれはクジラの内臓だ、いや巨大イカあるいはタコだ、と謎の物体の正体をめぐる論争が起こっていたところ、テレビでのニュース映像の中に、その物体の「目」とも見える2個1対の穴のような器官がアップで映し出された事から論争はさらに過熱。いやいやそうじゃなくて新種の生物じゃないか、何を言ってるあれこそ噂の人型物体「ニンゲン」(笑)に決まっちょる、などと、様々な憶測が今も飛び交っている。いや〜謎の生物、とりわけ海洋巨大生物の話題には心くすぐられますな。たとえどんなに夢見る頃を過ぎても。・・・というワケで、その謎の漂着物体のおぞましき姿を見る
2003年6月30日
ツーカーホン関西のプリペイド携帯電話「プリケー」のCMがめっちゃ可愛い。場面は小さな商店街。どしゃ降りの夕立ちの中、学校帰りの4、5年生の男の子と女の子が、細い道を挟んだ向い合わせの店の軒先で雨宿りしている。早く家に帰りたいんだけど雨足は衰えそうもない。男の子のほうは「プリケー」を持っている。
男の子:「おーい!」
女の子:「なにー?」
男の子:「貸したろか俺のプリケー?」
女の子:「いらーん!」
男の子:「なんでぇー?」
女の子:「あんたのなんか借りたないー」
男の子:「電話せんと家の人、迎えに来られへんで?」
女の子:「かまへーん」
男の子:「使えやー」
女の子:「いらーん・・・来んなぁー!」
男の子:「うわー!」
(どしゃ降りを突っ切って女の子のいるほうへ走ってくる)
男の子:(カバンの中からプリケーを取り出し)
「貸したるって。ほら、使えや!」(グイッと女の子に差し出す)
女の子:(パチパチとまばたき。プリケーをじっと見る。やがて手に取り)
「・・・・・・使こたるわ。」
(家に電話している女の子。隣に並んだ男の子)
ナレーション:「はっじめてのケータイ、プリケー!」
・・・と、思わずト書きに全部書き出しちゃうくらい、このCMイイんですよー!俺が今まで見てきたCMの中でも間違いなく最高傑作の部類っす!なにしろ可愛い。この男の子の不器用な優しさ、それに初めて触れて驚く女の子の表情、そして最後の「・・・使こたるわ。(あんたがそんなにまで言うんやったら)」の何とも女らしい「素直じゃなさ」の表現の絶妙な間。ほのかな初恋風味を彩る子役の2人の演技も完璧です!ビデオ録り&キャプチャーに成功したアカツキにはナイショでココにムービー置いとくから見てみてみ。
2003年6月27日
自民党の党行政改革推進本部長、太田誠一衆院議員が鹿児島で行われた全国私立幼稚園連合会の公開討論会で「集団レイプする人は、まだ元気があっていい。正常に近いんじゃないか」と発言。これは討論の話題が少子化問題や青少年の残虐犯罪の問題に及んだ際、「プロポーズする勇気が無い人が多い」と言った太田議員に司会の田原総一朗が「プロポーズができないから集団レイプをするのか」と、今話題の早大のイベントサークル「スーパーフリー」の強姦事件にからめた絶妙の撒き餌を投げかけ、これについウッカリ食い付いてしまって出た発言らしい。例によって本人は「真意は違う」と弁解に必死だが、例えウッカリでも、いやウッカリだからなおさら、思ってもない事は口から出て来んよ絶対に。まあ秘めたる品性と本音の発露、と言わざるを得ませんな・・・(情無)。しかしプロポーズとレイプを同列に持ってくるとは全くもってどーゆー感覚なんだ?こういう感覚の人からプロポーズを受けたであろう奥様には同情の涙を禁じ得ません・・・。
それにしても田原総一朗って、こういう「相手の程度を読み切った上で、議題から逸れた一見トンチンカンな突然の質問をして意表をつき、隠した本音を本人の口から失言として引っ張り出す『釣り球』」みたいなの天才的に巧いよなあ。俺にハッキリ判ったのは、太田議員も田原さんもあんまり友達になりたくないタイプだって事。
2003年6月26日
CD10枚組ボックス「ちあきなおみの世界〜うたくらべ」を購入。これは彼女が過去在籍した複数のレコード会社をまたがっての通販のみの企画モノで、ちあきファンには見過ごせないセットなのだ。すでに持ってる音源とダブる部分も大きいが、知る人ぞ知る名曲「夜へ急ぐ人」が収録されている事もあって、清水の舞台から飛び降りた。早速1日じゅう10枚のCD取っ替え引っ換えかけっぱなし状態。いや〜、やっぱイイわ。ちあきなおみ天才(酔)!
2003年6月24日
Appleが超強力な64ビットCPU搭載の「PowerMac G5」を発表。筐体デザインも、長らく続いた例の「ポリタンク」から、ようやく新しい型になった。今度は総アルミ製でシャープなデザイン。横顔はなかなかカッコいいんだけど、フロントビューが総メッシュなのは俺の好みとしては微妙なところ・・・。まあ冷却効果はバツグンだろうけど。内部レイアウトにも凝りに凝っていて、フタ開けて中身がこんだけ綺麗なパソコンは初めてだと思う。う〜、値段もモノの割には安い!・・・んだけど俺には手が出ねえぇ〜(欲)。
2003年6月23日
南港の特設野外テントにて、知り合いの劇団「楽市楽座」の公演「夜の鳥がひろげる巨きな翼の下で私達は悪い夢を・・・」を観覧。「ホラーコメディー」と銘打たれた今回の芝居。「以前はクッキリしていた世界が今は全部ブヨブヨしている」と感じている家出少年ミッキーが、とある盛り場に流れ着くところから物語が始まる。舞台となるのはその街の1軒の店なのだが、この店は表の商売以外に、なにやら怪しい裏の危険な商売にも手を染めているらしい。この店に関わる奇妙な面々の愛憎と思惑が交差して起こる悪夢のような争いに、恐い物知らずだったミッキーは巻き込まれ、そして恐ろしい結末が訪れる。舞台の真ん中を人工の小川が流れるオープンエア(観客席の上はちゃんと天幕がある)の円形劇場に、折からの雨が降り注ぐ中、役者さんたちの熱演に一層迫力が宿っていた。ラストでは世界を覆う陰鬱の象徴である怪物「鵺」がついにその姿を現す。赤く巨大な頭部を蛇踊りのように踊らせながら、その身体である白い布をひるがえしてミッキーを飲み込んでいく場面を観ながら、子供の頃、お祭りや正月でよく見た獅子舞いを思い出していた。ウチの田舎の獅子舞いは、舞いのクライマックスの場面で、それまで小さく畳んであった獅子の身体の部分の布を最大限に大きく拡げて、子供達は競ってその中に潜り込み数十人で押しくら饅頭のようになりながら、みんなで巨大化した獅子の一部となって舞うのが楽しみだった。獅子には尻尾もちゃんとあって、それは人の手が丁度入るよう袋に縫われていて、早い者勝ちでそこに手を突っ込んで尻尾を踊らせられればちょっとした自慢だったり。思えばあれは、観客も演者もごっちゃになってただただ太鼓の響きと酒の匂いと祝祭的興奮に身を任す幸福なひと時だったなあ・・・。陰惨なはずの物語も、ユーモアと洒脱溢れる脚本と音楽と演技で包み込み、不思議と後味サッパリな印象を残すのが「楽市楽座」風だなあ、と余韻を楽しみつつ、だだっ広い雨の南港を独り歩いて帰りました。面白かったっす!
2003年6月22日
「PRIDE 26」テレビ観戦。今回の見どころは、純粋なPRIDEルールで初の試合となるミルコがどんな試合を見せるか、それとヒョードルと藤田和之の日露怪獣対決と。
「ミルコ・クロコップ vs ヒース・ヒーリング」。積極的に動き回ってパンチを出しながら組み付く隙を窺うヒーリングに、どっしり構えてこれを捌くミルコ。ヒーリングは何度もタックルを試みるが全て切られ、打撃を出せばカウンターを喰ってしまう。ミルコは相手が倒れても深追いせず、手招きしてスタンドでの勝負を要求する余裕ぶり。ミルコの左ハイ、ヒーリングの右ハイが交錯した後、ヒーリングが低くタックル。これを切ってガブり脳天にヒザを打ち込むミルコ。ここは体を入れ替えて逃れたヒーリングがもう一度低空タックル。ミルコが体勢を崩したのを見逃さずさらにタックルにいくヒーリング。初めてのチャンス到来に場内が沸く。だがミルコはここも難無く振りほどいてしまった。次第に攻め手が無くなり手詰まり感が漂うヒーリングが、苦し紛れ気味のローキックを出した所にカウンターでミルコの物凄い左ミドルがヒット。これが効いてヨロヨロと下がりながらうずくまるヒーリングに容赦ない右拳の連打でミルコが完勝。冷酷と言えるほどのその鬼気迫る姿に場内戦慄。完全総合ルールでも何ら死角無し。ミルコ強し!
「エメリヤーエンコ・ヒョードル vs 藤田和之」。日本選手に頑張って欲しいが、正直勝てる気がしない対戦だ・・・。いつもの戦法通り強引に組み付き押し倒しにいく藤田。だがバランス良く腰も強いヒョードルは全く苦にせず振り払う。警戒してジリジリとリングを回る藤田の隙を突いて今度はヒョードルがタックル。倒れた藤田に得意のパウンド攻撃。これを何とか振りほどき、ヒョードルの片足をキャッチして立ち上がる藤田。が、ヒョードルは倒れず、離れてスタンドでの打撃の間合いに移行。左右のフックを振り回し藤田を追い詰めたヒョードルのテンプルに、藤田のカウンターの右フックがモロにヒット。ダウンはこらえたものの足にきたヒョードルに藤田がタックル、上になる事に成功。金星の予感に場内は大歓声。だがここからの攻め手がない藤田。防御が堅くらちがあかないと感じたかヒョードルを怪力で持ち上げマットに叩きつける。ピンチを逃れ体勢を立て直したヒョードルは再びスタンドでの打撃戦に持ち込み怒濤のパンチ連打。左ミドル、左フックが決まって藤田ダウン。上になったヒョードルに背を向けた藤田に裸絞めがガッチリ食い込み、ここでタップアウト。負けたとはいえ、この強いヒョードル相手に力で押し負けず、一時は互角以上に渡り合う展開も作った藤田はスゴかった。寝技と寝てからの打撃にバリエーションがあれば勝ってたかも。でもまあ終わってみれば王者ヒョードル磐石の勝利だった。
試合終了後は例によって猪木劇場。「人生、嘘か真のきびだんご・・・」などとワケの解らないポエム朗読の後「ダー」で締め、今回も最後には結局オイシイとこゴッソリ猪木に持ってかれてた。「PRIDE」の興業って今後このままこういう方向に向かうんだろうか。いや面白いことは面白いんだけど、チョト心配アルな・・・。
2003年6月20日
巷では「とっとこハム太郎」ちゅうアニメがお子さんがたに人気ですな。俺的には「あの生き物を見てひと目でハムスターって判る人おるんか?」などと常々、映画やテレビを観てもいないくせに否定的な意見を吐いたりしてたのですが。昨日、ひょんな事からその原作者の名前を始めて知ってビックリ。なんと「ハム太郎」の作者は「河井リツ子」さんだというではないですか。俺にとってはこれは衝撃のお名前なワケで!なんと彼女こそはあの名作「ウルトラまりりん」の作者ではないですか(激涙)!
「ウルトラまりりん」・・・それは1988年〜1989年に少女漫画雑誌「ぴょんぴょん」に連載されていた作品で、ウルトラ兄弟の紅一点まりりんが「愛の光線」でトラブルを解決する、といった内容のほのぼのギャグ漫画。すごいのは、この漫画が単なるパロディではなく円谷プロの公認を得ていた事(なのでまりりんは"正式に"ウルトラ兄弟の一員なのだ)。可愛い怪獣たちもまりりんの同級生として多数登場していた。しかしいかんせん掲載されていたのは少女漫画雑誌。「ウルトラまりりん」は、少女漫画ファンからも、もちろん特撮ファンからも、ついにかえりみられる事の無かった不遇なスタンスの漫画だった。まあ小学生の少女相手に「円谷プロのウルトラ」云々言ってもほとんど意味なかった結果といえよう・・・(涙)。だが、低年齢層向け少女漫画雑誌「ぴょんぴょん」の中におけるそのギャップというか「所在無さ」感こそがまた、この作品を孤高たらしめているワケです。
・・・などとついつい熱い語りを入れてしまうほどに俺はまりりんファンだったのだ。ひさびさに「河井リツ子(りつこ:当時)」の名を聞いた事で俺の中の「まりりん」熱は再燃。さっそくネットの情報の海にダイブして探してみたのだが・・・、無い!情報が!どこにも!!「ウルトラまりりん」でググって引っかかるのが7件。そのうち2件はどっかの誰ぞのハンドル名で、本物の「まりりん」とはまったく無関係な情報。「ぴょんぴょん読者友の会」「ぴょんぴょんアーカイブス」という2サイトからの3件がかろうじて情報らしい情報といえようが、これら「ぴょんぴょん」専門サイトの「まりりん」情報ですら、単なるデータベース内の作品名などのText記述に過ぎなかった。感想もレビューも画像も無い。表紙とかふろくの資料写真を毎号分くまなく探してやっと、わずか数枚の写真の隅にミリ単位でチマッと微笑むまりりんの姿が垣間見えるのみ(忍泣)。単行本が出てるか調べて、もし出てるなら何としても探し出して手に入れようと思ってたんだけど、それすら全く分からない・・・。
そんなワケで俺は決意しました。「たのみこむ」に「ウルトラまりりん単行本化」を発案するのだ!思えば「ハム太郎」の作者の初期作品という事で興味を持ってくれる人もいるに違いない。これは追い風となるだろう。「まりりん」よ!今こそ蘇って「愛の光線」で世界を救うのだ!
2003年6月19日
傘の修繕の続き。黒々と染め上がった布部分を、元通り骨に縫い付けていく。これが思ったより難しく、根気の要る作業だった。四苦八苦しつつ半日がかりで縫い付けた。開いたり閉じたり動作もスムーズで新品気分。ついでなので木製の柄も塗装し直す事にした。オリーブ色の古い塗料をヤスリでキレイに落として、つやありクリアラッカーを3回に分けて塗り&乾かし。完全に乾かしてから、サンドペーパーとコンパウンドで磨き上げると木目も鮮やかピッカピカに仕上がった。もーハッキリ言って新品の時以上の出来映え!ていうか元々1本1000円の安物やし。そんなモンにこんな手間暇かけてどーする?と自己ツッコミを入れたくなくもないが、折り畳み傘の仕組みが学べたし工作もまあまあ楽しかったので、・・・これでいいのだ!
2003年6月18日
お気に入りの折り畳み傘が壊れた。ちゃんと開かない。見ると、骨のうち数本の折り畳み部分のジョイントが上手く曲げ伸ばし出来なくなっている。さっそく修繕する事に。壊れていない骨をよく見て構造を憶え、それと同じように復元すればイイはずだ。よくよく観察してみると、中空の骨の中にワイヤーが通っていて、これがバネとロックの役目を果たしているっぽい。イカれた骨は、このワイヤーが曲がってジョイントから外れてしまっていた。
まずは骨から布部分を取り外す。1つ1つ丁寧に縫い目の糸をカッターで切り、傘の先端のキャップを外すと、布の部分がベローンと外れた。次にラジオペンチを使って骨の歪みを矯正し、ワイヤーを慎重にジョイント部分に組み付けていく。組み上がった骨だけの傘を開いてみたところ正常に動作する。イイ感じ。
せっかくなので、多少褪せてしまった布部分の色を染め直す。「みや古染」の「コールダイホット」の黒で熱湯染色。ついでなので帽子、ジャケットも黒く染色。色止め、すすぎをして陰干しにする。というところで今日の作業はここまで。
プロ野球オールスター戦のファン投票セ・リーグ先発投手部門で、並みいる各球団のエース投手を抑えて、もう2年も1軍を離れている中日の川崎憲次郎投手に対する得票数がトップを独走しているらしい。原因はインターネットからの大量投票のようで、という事は・・・例のあそこで「祭り」が行われているのか・・・。イヤこういう冗談、ターゲットが川崎投手ってところが絶妙の人選ですごく面白いんだけど、こんなのが続いたら収集つかなくなるし、関係者各位は苦々しい思いだろうね。まったくいつもいつも、おイタが過ぎるぞ2ちゃんねらー(笑)!
2003年6月17日
サッカー世界最大のイケメン選手、地球規模の「抱かれたいオトコ No.1」、デイビッド・ベッカムが、マンチェスター・ユナイテッド(英)から最強スター軍団レアル・マドリッド(西)への電撃移籍を発表。移籍金49億円の4年契約だ!はー、まったく・・・。野球はヤンキーズ(日本では巨人だね)、サッカーはレアル、長い物へ長い物へと草木もなびくイヤな渡世だぜ!
2003年6月16日
中古レコード店で、EP盤「キャンパスレポート・もっとクリスタル(すみちゃんとステゴザウルス)」を見つけて購入。今聴くと、同性愛者に対する揶揄ととられてヤバい歌詞なのかも知れないが、それでもやっぱり面白い。さりげなく名曲だし。♪ああ、ふたりはっ、男〜、男とっ、男〜♪
愛知の長寿医療センターが、アルツハイマー痴呆を治療するワクチンの開発に成功。このワクチンは、ベータアミロイドという原因物質の脳への集積を、この物質に対する人体の免疫反応を強化する事で防ぐというもので、過去に研究されたワクチンと違って副作用が抑えられているらしい。この老人ボケ治療の切り札さえあれば、俺がボケる頃にはすっかり治療できるようになっていそうなのでラッキー。
2003年6月15日
期限切れそうめんの日々は続く。最近では自作のめんつゆもなかなか美味に調合出来るようになりました。今日はそのめんつゆに、永谷園の「松茸の味お吸い物」の調味粉をちょびっと混ぜるとまた違ったイイ感じの味になるのを発見しました。良かったー。ああ良かった探し良かった探しと・・・((C)ポリアンナ)。
京都大学化学研究所の教授らが、炭素原子60個がサッカーボール状に繋がった分子「フラーレン」に穴を開けて「かご」を作り、その中に水素分子を入れる事に成功。この技術の応用で、低温で電気抵抗が無くなる「超伝導」の素材開発が期待できるらしい。細かい事はよく解らんけどスゴいですな。革命的技術進歩の種となるか!
2003年6月13日
古本屋で、河野やす子著「青い鳥症候群」全10巻のセットを見つけて購入。これは、河野先生のファンだった俺が大学時代、単行本の発売日を楽しみにして買っては読み進めてたのを、卒業やら引っ越しやらの騒ぎでうやむやになり、残り2巻を買わずじまいでストーリーが最後どうなったか分かんないままになっていたモノ。数年前に安達祐実主演でドラマ化され(キャストが不満だったので観なかった・・・)、その時に、以前の単行本数冊分ずつが合本になった復刻版が出てるんだけど、それは表紙とかカッコ悪くて買う気になれんかった。オリジナルのプチセブンコミックスのはカバーイラストとかめっちゃ可愛いの。で、それの非常に状態の良い全10巻揃いを見つけたもんだから血圧上げつつ超ソッコーでGET!1〜8巻はダブっちゃうが、このさい気にしない。さーこれでもう一度最初から最終話まで一気に読破し、長年のモヤモヤとおサラバするぜ!う〜ん杏奈キャワイイ〜♪
仏アヌシー国際アニメーションフェスティバルにて、山村浩二監督の「頭山」がグランプリを受賞。快挙です!やんや〜(賛)。アカデミー賞アニメ部門より、こっちのがスゴい気がする。
2003年6月11日
エチオピアで、約16万年前のヒトの祖先の最古の化石(ほぼ完全な形の頭蓋骨)が出土。かつては欧州人のルーツとされたネアンデルタール人など旧人と同じ時代、すでにアフリカにホモ・サピエンスが登場していた事を裏付けるこの発見により、「アフリカにいた原人が欧州やアジアに渡り、各地で独自に現代人に進化した」とする説が覆され「約20万年前にアフリカで生まれた現代人の直接の祖先がその後世界に広まった」とするアフリカ単一起源説が極めて有力になったんだそう。「人類みな兄弟」だとご先祖さまからのメッセージだね。
2003年6月11日
ここんとこ毎日毎日、みずやの中にオカンがドッサリ&ヒッソリ溜め込んでいた頂き物の期限切れそうめんばっかし喰っとります。このまま毎日最低1食(2把)食い続けていったとしても、あと半年くらいはヨユーで持つでしょう(涙)。いったい何のために食わずにこんなに溜め込んでいたのか・・・。
そんな俺、今日はさらに戸棚の奥からハチミツの大瓶もどっさり発見。これも毎朝毎朝、焼いた食パンに塗ってやっつけてゆく所存でございます(涙)。・・・てゆーか、俺が今回発掘するまで約2年あまりの間、我が家の食卓にそうめんもハチミツも並ぶ事は皆無でした。まあ、そうめんもハチミツも日持ちするモンやから良かったけども、しかしなあ・・・。
2003年6月10日
夜、梅田にて、デジハリ時代の歳の離れた同級生Nさんと待ち合わせ。メシ食って酒飲もうと駅前第○ビル地下街方面に向かったらそこは軒並み定休日だったので、テキトーに最初に目についた店に入ったらなんかガラーンとしてて微妙な雰囲気だった・・・。だがまあ久しぶりに会って飲んでなんやかんや話すうちに日頃の鬱憤晴らしの愚痴大会となってチョト盛り上がり。Nさんは本当にイイ人なので、つけ込まれたり騙されたりしがちみたいで心配だ。いや俺もひとの事は言えんけども(涙)。おたがいイロイロ悩みも多いが負けずにガンバロー!
2003年6月7日
ここ「ヨシローのカクレガ」で長いことお世話になっているレンタルサーバー「COOL ONLINE」から「【重要】 COOL ONLINE システム改定によるサービス変更のお知らせ」というメールが届いた。イヤな予感を覚えつつ読んでみると「ホームページサービスのシステム改定」を行うんだそうだ。で、「システム改定に伴い、一部のサービスが終了となります。掲示板(ツリー型・スレッド型)、POPメール、フリーメール 他」とある。・・・なんじゃとぅー!?POPメールが終了じゃとぅー!?俺もそうだけど、POPメールが使えるからCOOLを選んだ人も多いだろうに。
あわててCOOL会員の集まる掲示板に行ってみると、やっぱり今回の改定の件で大混乱が起こっていて、そこでの情報によると、なんでもこの仕様変更は「COOL ONLINE」の買収先「infoseek(というかその背後にある「楽天」)」の強い意向で決定したとの事だった(怒)。CGI/SSIの仕様にもかなりの変更が加えられるらしく、Sendmailが使用不可、htaccessも使用不可、になるんだそうだ。無料サービスでならいざ知らず、サービスを金で買ってる有料会員に対してそんなアホな!POPメールもSendmailも使えないんじゃ、商用利用でネットショップ出してる人なんかはメールアドレス変更せにゃならんわ注文フォームのCGIは使えんわで大打撃だろう。損害賠償請求する人も出るかも知れないね。変更後のCGIの仕様によってはCOOLに置いてある「月光曲技団掲示板」も引っ越ししないといけなくなる。かつてはサービスも雰囲気も良くて気に入っていた「COOL ONLINE」だったが、「infoseek(というかその背後にある「楽天」)」傘下に吸収されてからというもの改悪続き。数々の中小優良サーバーをどんどん吸収合併して自分色に染めていく「infoseek(というかその背後にある「楽天」)」のネット帝国主義には辟易する。こりゃーよそのサーバーに引っ越しかなー・・・(鬱)。
2003年6月6日
参院本会議で、外国からの武力攻撃への対応を定める有事三法(武力攻撃事態対処法・改正自衛隊法・改正安全保障会議設置法)が成立。
今日始まったNHKのTVドラマ「ゆうれい貸します」が面白い。チャキチャキの江戸っ子、弥六(風間杜夫)は恋女房に先立たれてから独りで長屋住まい。そこへ、百年前の前世で弥六と恋仲だった芸者の幽霊、お染(鶴田真由)が現れる。前世で悲恋に終わった想いを成就させるためにこの世に戻ったのだ。ところが弥六には前世の記憶など全然無い。お染が成仏するためには弥六が百年前の恋を思い出し、もう一度愛されなければならない。何が何でも弥六に自分との事を思い出させないといけないお染は押しかけ女房状態で長屋に入り浸る事に。おまけにお染の母・絹(朝丘雪路)と、あの世の後輩の幽霊・みつ(乙葉)までついて来た。最初は迷惑がっていたが転んでもただでは起きない弥六は、長屋にいさせてやる代わりに、幽霊の不思議な力を使ってさまざまなトラブルを解決してお代を頂く「幽霊貸し屋」を開業すると宣言するのだった。
・・・とまあ、そういう物語なんだけど、明るく軽くポンポンと展開するテンポと江戸っ子弁が心地良くて、笑った後にちょっと切なくなるような情感もたっぷり。その上、主演の鶴田真由がまたキャワイイ!ときたら、もー毎週観るしかないでしょう!この夏の超おすすめ!
2003年6月5日
「高さが流し台とツライチの収納台(けっこう重い)」の製作作業中に、偶然みずやの奥から賞味期限を年単位で過ぎた頂き物のそうめんを大量に発見した。大きな木箱がなんと5箱ぶんもある。なんでこんなモノをこれほどまで大量に誰も気付かないような奥地にしまい込んでおくのか。いさぎよく捨てようかとも思ったが、期限切れとはいえ封を切ってない新品のままだし、まあそうめんなら大丈夫だろう、って事で、この夏じゅうにやっつけるため最低1日1食はこのそうめん食って暮らそうと決意。大丈夫・・・だよね?
2003年6月4日
完成した「高さが流し台とツライチの収納台(けっこう重い)」を台所に搬入。キチンと計って設計したんだから当たり前だが、冷蔵庫と流し台との間隙にピッタリ収まってイイ感じ。今までテーブルの下に置かれていた米びつの底にキャスターを付け、それもブツ内部に引き出し式に収納。買い置きのペットボトルやらビニール袋やら細々した物を収納する棚とダンボール製の引き出しも付いている。さらに、流し台の作業スペースを一部占領していた食器洗い機も、この収納台の天板上にスライドして乗せられる(高さツライチがここに生きている)ので、流し台周りの作業も広々と楽になった。今までになくスッキリ整理されたこの流し台周りの環境は、我がプチゴミ屋敷に現れたオアシスと言えましょう。いや〜「匠」だね、いよいよ俺も。
朝日新聞の連載マンガ、いしいひさいち作「ののちゃん」にて、「おじゃまんが」などでもお馴染みのダメ息子「のぼる」に衝撃のキスシーンが!ちょっと前から、のぼるの通う学校に大人っぽくて美人だけど必要以上にクールで変わり者な女の子が転校して来て、これが何故かのぼるに興味を示していたので、こりゃ〜淡い初恋エピソードでも始まるのかな(萌)?などと思って期待してたんだけど、そんな甘々な俺の予想を覆し、いきなりのキスシーンですよ!もーオジサンまいっちゃった。
・・・というワケで、その甘酸っぱくも衝撃的な展開をナイショで見る
2003年6月3日
冷蔵庫と流し台との間隙をスッキリ整理する「高さが流し台とツライチの収納台」製作3日目。今日は組み立てたブツに「仕上げ抜き」のまま塗装を施す。色は台所に映える「アイボリーホワイト」に決定。庭に新聞紙を敷き詰めてブースを作り、そこにブツを搬入(けっこう重い)すると、まずは表面を雑巾拭き。しばらく放置して乾かした後、大量に買い込んだラッカースプレーをおもむろに片っ端から吹き掛けていく。塗っては2時間乾かし塗っては2時間乾かしを繰り返す事4回。途中「乾かしてる間にダンゴ虫が数匹ブツに這い上がって張り付いて固まってしまっていて彼らを指でつまんで剥がして除去(南無阿弥陀仏)するのがチョト気持ち悪い」などの些細なトラブルはあったものの、半日がかりの作業はなんとか無事終了。後はただ塗料が乾くのを待つのみ。今宵は久々のシ○ナー臭でラリラリですうそ。
2003年6月2日
冷蔵庫と流し台との間隙をスッキリ整理する「高さが流し台とツライチの収納台」製作2日目。昨夜作成した設計図(チラシの裏になぐり描き)に沿って、材料の板をノコで切り分ける。ここで木板の表面を研摩しとくと塗装後の仕上がりがひと味違うんだけど、木工ヤスリと、サンドペーパーを平たくかける用のブロック、がどっかいってしまっていて、ここで気力が尽きたので研摩作業はパス(情無)。後は出来た部品をいいかげんにサクサク組み立てて今日の作業は終了。ノコで切った面はギコギコのバリバリのまま組みました。いや〜自分のモノじゃないと、なかなか最後までキチンと仕上げる気力が湧きませんなあ。
2003年6月1日
我が家では先月、冷蔵庫がブッ壊れたので新調した。新しい冷蔵庫はすこぶる具合が良くゴキゲンなのだが、前の物より幅が小振りなサイズなので、冷蔵庫と流し台との間に幅約40cmの中途半端なスペースが空いてしまった。そこで、その間隙をスッキリ整理する使命を帯びた「高さが流し台とツライチの収納台」を製作するべえ、と思い立ったいつになく建設的かつ生産的な気概に満ちた今日の俺。さっそく善は急げと愛車「ナスターシャ」を駆って隣町のホームセンターまでひとっ走り、材料の木板やら塗料やらを買ってきた。使いやすい棚、米びつ収納、を条件に、最小限の手順で完成できる構造&寸法に設計したところで今日の作業はひとまず終わり。
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